[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
突然決めた宮崎キャンプ行き。
一泊することに決めたはよいものの、宿探しに苦戦しました。
ネットでいろいろと探しましたが、
キャンプ真っ最中、どちらの宿もいっぱい。
「お一人もお泊りになれません」そういうお返事ばかり。
出発の5分前まで、宿は決まらず。
完全に行き当たりばったりの旅になるかと思ったら・・・
最後に夫が電話した旅館。
「いいですよ」のお返事。
一部屋ありますので、お布団の数で精算させていただきます とのこと。
出迎えてくれた老夫婦。
お二人、なんだかとても嬉しそうな感じがして。
「大分はどちらからですか?」
待っていたといわんばかりに尋ねてきた。
こちらの夫妻、なんと故郷は私の住むまちだそうで。
お互いに驚くばかり。
“故郷からやってきた客”として、心のこもったおもてなしを受けました。
お布団の数で精算するとおっしゃっていたのに…
そんなの無視して、度外視して
ふるさとの人だからと、ずいぶんとお安く精算してくださいました。
大分を離れて40年ほど経つというご夫婦。
私たちと話すことがずいぶんと嬉しそうで。
こんなにも郷愁は深いものかと。
それにしても、縁というものは不思議なもので
ここへ電話して、足を運ぶようになっていたのかと思うと、面白いものです。
私の知らない 誰かの昔の話をしていた奥様は、
誰かを懐かしむ表情をしておられて
私はそれを聞いているだけだけれど
私がその話を聞いているということは、
その懐かしい誰かも、多分私とつながっているということで。
しみじみこの不思議さを感じた旅でした。
「今、一体どこにいるの?」とよく聞かれます。